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同期対談

阪急ー阪神 フード部門

同期対談

阪急阪神百貨店には様々な部門があります。
その中でも阪急・阪神両本店フード部門に所属しながら、異なる業務に携わる2017年入社の同期4人が集い、就職活動中のことから将来のビジョンまで大いに語りました。

阪急本店
フード商品統括部 ギフト商品部
人間福祉学部 人間科学科 出身
2017年入社
〔学生時代は柔道部〕

第1店舗グループ フードマーケティング部
文学部 文化歴史学科 出身
2017年入社
〔学生時代は剣道部〕

 

阪神本店
フード商品統括部 和菓子・おやつ商品部
国際文化学部 国際文化学科 出身
2017年入社
〔学生時代はイタリア留学〕

阪神本店
フード販売統括部
和洋酒売場 ナビゲーター
政策創造学部 国際アジア法政策学科 出身
2017年入社
〔学生時代はアルバイト三昧〕

 

多くの方と深く関わりを持ち、ともに成長しあえる仕事をしたいと考え就職活動をしていました。百貨店を志望したのは多彩なカテゴリーがあり、様々な業務にチャレンジできると思ったからです。中でも阪急阪神百貨店は地元の関西に基盤を持つこと、そして商品を提供するだけではなく暮らし方の提案を通じ、お客様の毎日を明るくすることに貢献していける点に惹かれ入社を決めました。

 

私の場合、まず前提として大好きな関西で働きたいというのがありました。そして、就職活動を進める中で、関西を拠点とする阪急阪神百貨店に魅力を感じたのですが、入社を決めたのは、人事の方との出会いが大きいです。その方は当社のいろいろな面を話してくださるだけではなく、私の様々な質問に次のアポのタイムリミットまで真剣に答えてくださいました。その後、走って行かれる後ろ姿を見て、それくらいギリギリの時間まで私のために時間を割いてくださったんだと感動し、「この会社で働きたい」と思ったんです。

 

私も同じです。社員の方に魅力を感じたのが入社の決め手でした。面接のときにお会いした方が皆、私の話を真剣に聞き、言いたいことをうまく引き出してくださったんです。しかも、にこやかに対応される方が多かったのがとても好印象で「ここで働きたい」と感じました。

 

そもそも、百貨店を志望したのはどうして?

 

もともとは、おいしいものが好きだから、食品に関わる仕事をしたいと思っていたんです。食品関係のメーカーや輸入会社なども訪問していたのですが、活動を進めるうちに、多彩なジャンルのモノに関われる百貨店の仕事が面白いなと感じ志望しました。

 

私はお客様と接する仕事に就きたいと考えていて、中でも衣食住に関われる百貨店が第一志望でした。阪急阪神百貨店に入社したいと強く思ったきっかけは、阪急うめだ本店の催事「フランスフェア」のバイヤーの方のお話です。社員の方が企画を立て、フランスに行っておいしいフードやかっこいいアイテムを選んでそれを自分たちの手で販売していると聞いて、「百貨店の方がそんなところまでやってるんだ」と驚きました。阪急阪神百貨店だったら、企画から販売まで携われると知り、より一層入社したいと感じるようになりました。
一年目は阪急百貨店と阪神百貨店の様々な売場での研修や、バレンタインイベントの応援などを経験しました。その後、阪急うめだ本店地下2階のリカー売場に配属され、最初は右も左もわからない状態でした。しかし、実務を積むうちにイベントの企画を任せてもらえるようになり、「このワイナリーや蔵元と組んでこんな特集を組みやってみたいという」ことを上司に上申できるようになりました。結局、2年半勤めたのですが、自ら動くという経験は今の業務にも生きています。

 

私も一年目は、阪急うめだ本店フードフロアの様々な売場で研修をさせていただきました。

 

阪急阪神百貨店は、本当にいろいろな経験ができるよね。

 

うん、本当にそう思う。入社後一年間の研修終了後は、フードとはまったく違う阪急メンズ大阪の紳士洋品雑貨販売部にまず配属されたのですが、このように幅広い経験ができるのも百貨店ならではの醍醐味です。さらに、阪神梅田本店のグロッサリー・リカー売場なども担当し、今は阪急うめだ本店の地下1階ツリーテラスでフードイベントの企画に携わっています。百貨店を最終的に支えているのは売場なので、いろいろな現場に関わった経験は現在、企画の仕事をするうえで大きな糧になっています。

 

一年目の研修後、最初に配属されたのは、阪急うめだ本店1階のスマートフォン関連商品を扱うスマートアイテム売場で2年半勤めました。今までで印象に残っている仕事は、2020年10月から1年2ヵ月働いた阪神梅田本店1階『食祭テラス』の催事企画です。企画を立てるだけではなく、出店交渉や社内外への必要な手続きなどもしていたのですが、催事を開催するためにこんなにもいろいろな手順があるのかと驚きの連続でした。特に食品を扱うのでクオリティチェックが厳しく、提出する書類も多くて。お客様に安全安心な食を提供するためにこれだけのことをしているのだと実感しました。

 

私は逆に一年目の研修を終えた後、阪神梅田本店の和洋酒売場に配属され、今もそこで働いています。これまでで印象的だった仕事は、自分が「これや!」と思ったワインを仕入れてご紹介したら、お客様に魅力が伝わって、お喜びいただけたことです。たまたま雑誌で見かけた石川県のワイナリーが気になって個人的に取り寄せたら、めっちゃおいしくて。そこで、このワインをお客様に紹介したいと思い、上長の許可を得てワイナリーに行って交渉をした結果、お取扱いできることになりました。帰ってきた後、店頭でお客様にご紹介すると、とても好評で。商品を仕入れて販売まですることはやりたかったことだったので、自分にとって大切な経験です。
阪急うめだ本店のギフト商品部でお中元やお歳暮のギフトカタログを一冊担当し、商品の選定と制作などに携わっています。お客様が魅力的に感じる商品を選ぶために取引先と交渉するのも大切ですし、販売員のいないカタログ販売は紙面上で商品の魅力をどれだけ伝えられるのかが勝負なので表現にも気を配っています。また、私は川上から川下までをモットーにしているので、商品の良さをお客様に伝えるために製造の現場も視察し、自身で確かめています。商品構成(ラインアップ)とカタログのできが売上げに大きく関わるので責任があり、プレッシャーもありますが、その分やりがいも大きいです。

 

私は、阪急うめだ本店地下1階イベントスペース『ツリーテラス』のフードイベントの企画に携わっています。『ツリーテラス』は、地下1階のフードフロアで買物をするときに、ほとんどの方が通る場所にあり、他の百貨店や商業施設も含め、食の発信力が一番あるスペースだと思っています。その場所で、食を通して毎日”わくわく””ドキドキ”してもらえるように、新たな食のご提案を行っています。そこでは今はやっているものではなく、これからはやるフードをお客様に提案して潮流を起こすくらいの気持ちで携わっています。

これからはやると思われるフードの情報はどうやって収集しているの?

 

ニュースに載っているものはすでにはやっているものなので、お取引先様 と商談を進めるうえで情報を交換したり、様々なネットワークから情報を収集しています。インターネットに載っている情報はそれらの補足ですね。また、母の日や帰省シーズンにはその時期話題の手土産菓子などを、イベントでは、新たに注目されている代替食や冷凍食品など、消費者のライフスタイル変化や高まる健康志向に対して、さまざまなご提案をしています。 基本的に『ツリーテラス』で実施するイベントは関係部署にも協力を仰ぎながら、企画への自分のこだわりを売場で表現できるので、お客様の食生活に変化を与えられているなと感じるときもあり、とてもやりがいを感じています。

 

『ツリーテラス』は本当に様々な切口で食を発信しているなと思います。最近だとこれまで百貨店で扱っていなかった“昆虫食”を特集していて、見ていて興味深かったです

 

私は2021年12月に阪神梅田本店にオープンした「おやつテラス」の3つの催事場に携わっています。お菓子メーカーとの出店交渉から催事運営、公式インスタグラムの運営まで担当しており、お客様からの反応がよかったときや、自分のサポートで集客や売上げ面に貢献できたときはやりがいを感じます。ただ、まだオープンしたばかりなので1階にフードのフロアがあるという認知度が低くて。せっかくお菓子メーカーに出店してもらっても売上げが予算を達成しないこともあります。なので最近は、取引先と一緒にディスプレイをこう変えた方がいいんじゃないか、こういう宣伝方法を取った方がいいんじゃないかとすり合わせてあれこれ工夫をしています。そういった努力が報われて売上げが上がると、うれしいです。

他店で同期が、売場作りから頑張っている話は刺激を受けますね。

 

私も阪神梅田本店で働いていて、和洋酒売場でナビゲーターをしています。 店頭でお客様にお酒や生産者さんの魅力を伝える他、売場の催事を担当しているのですが、元々接客が好きなので直接リアクションをしていただけるのが楽しく、それがモチベーションになっています。ナビゲーターはよりお客様に近い、それこそお友達と思っていただけるような関係性を目指しています。最近はお客様とお酒に関係ない話で盛りあがることも多いのですが、そういった時間が本当に楽しいです。

 

同期として見ていて、ナビゲーターの第一人者として情報発信と顧客関係性作りを積極的に行っているなと本当に感じています。商品の仕入れもこれからの阪神梅田本店に必要なことをしていて、新しいものを作り上げているのも本当にすごいよね。

 

新しいといえば、2022年春の阪神梅田本店のグランドオープンに合わせてできるコミュニティスペースかな。今まさに、その準備を進めているところです。出張やイベントで生産者の方と話をすると、モノからだけじゃ感じられないその土地や人の魅力を知ることができて。そうすると目の前のワインに愛着がわいて、飲むときに現地の風景が浮かんできたりします。これをぜひお客様にも体感いただきたくて、生産者とお客様が直接つながれるコミュニティスペースを作ろうとしています。ここは生産者さんとお客様、そして私たちがフラットにお話して、モノの向こうにある魅力を発見できる場所にしたいです。
お中元とお歳暮の限定商品を取引先と交渉して作りあげていきたいです。また、今はフードだけを扱っていますが、今後はリビングなどのカテゴリーの垣根を越えたギフト商品も考えていきたいです。今の仕事以外では阪急うめだ本店9階のイベント催事にも携わりたいですし、2022年春にグランドオープンする阪神梅田本店の仕事にも関わりたいです。イベントとか企画を立案できる職種を経験したいと思っています。

 

今の『ツリーテラス』の仕事は自分なりに企画や表現を考え、それを売り場化する業務です。様々な経験をさせていただけて、社外の方々との繋がりも広がるので、とてもやりがいを感じています。今後は、イベント企画以外にもチャレンジし、何かを買いに阪急阪神百貨店に行くだけでなく、“休日に出かけるなら阪急阪神百貨店!”と思っていただけるようなストア作りに少しでも貢献できればと思います。

 

今はインターネットやSNSでいくらでも情報が入るし、お客様の方が詳しいことも多く、百貨店にモノを置いたら売れる時代ではないと痛感しています。もともとバイヤー志望で、いいものを入荷してお客様に提案する仕事をしたかったのですが、もっと売り方を勉強しなければいけないと思っていて。なので、将来的にはマーケティングや販促の業務に携わり、それらを経験したうえでバイヤーをしたいと思っています。

 

今は目の前の春のオープンのことでいっぱいいっぱいですけど…。これからも伝え手として、たくさんあるお酒の中で阪神として何を良いと思ってお伝えするのか、きちんとポリシーを持っておかないといけないと思っています。そうでなければ、わざわざ阪神で買いものをする必要がなくなってしまうし。自分たちが何を大事にして、何を伝えたいのかをきちんと持って実践していきたいです。

 

ナビゲーターをしている同期たちを見ていると、みんなファンのお客様がついているなというのを感じてて。それで、ファンの方はしっかりとナビゲーターに会いに来てくださる。そういうのを見ていると、自分たちのコミュニティを作ることが、これからの百貨店の目指すべき姿なのかなと思って。 実際に、建て替えオープン後の阪神梅田本店では、お客様それぞれの趣味嗜好を共有するコミュニティ形成のため、タイプにあわせた体験スペースを、全館で50カ所も設置しているんですよ。

 

特に阪神梅田本店は親しみやすさを魅力として打ち出しているから、お客様との関係性作りとコミュニティ作りは自分にとっても一番大事です。

 

阪急うめだ本店の、非日常を味わえるラグジュアリーな雰囲気が魅力である一方、阪神梅田本店の社員は、お客様と距離を縮め、コミュニケーションを取るのがうまいですよね。

 

阪急うめだ本店も、今後そういった意識をもっと高めていきたいですね。積極的にお客様と関わることで「私たち社員一人ひとりと、お客様との信頼関係」をさらに築いていかなければと思います。

 

体を動かすのが好きで、休日に柔道やゴルフをすることで仕事のときと気持ちを切り替えています。時には、レトロな喫茶店に入ってゆっくりするのも好きです。

 

ジムでベンチプレスを上げて鍛えてなかったっけ?

 

130キロを上げたことはあるけど、そんな人はいくらでもいるからあまり自慢にならないよね(笑)。

 

居心地のよいお店でゆっくりとお酒を飲んでリフレッシュしています。特にテレビで贔屓球団の野球観戦をしながらお酒を飲む時間は至福のひとときです。

 

もともと自転車に乗るのが好きなのですが、とうとう昨年末にロードバイクを購入しました。その愛車に乗って山奥のおいしいおそば屋さんを巡るのが休日の楽しみです。プチ旅行気分を味わえます。おそば屋さんだけではなく、街中を自転車で走るのも好きです。知らない道を通ると、案外素敵なお店との出会いもあるもので。

 

たしか、狩猟の免許をとってたよね?

 

え!狩猟の免許?

 

実はそうなんです。ジビエ料理が好きなんで、自分で捕獲したものを食べて何でおいしいのか知りたいなと思って。ハンティングデビューはこれからですが。

 

私は休日にダムを見に行ってリフレッシュしています。神社に行くのも、心が落ち着くので好きです。好きなものに浸って、仕事から気持ちを切り替える時間は大切ですよね。

 

みんなの知らなかったプライベートを知ることができたなあ。

 

うん。それに今日は同期それぞれが自分の考えを持って働いていることがわかって、とても刺激を受けたし、勉強になることも多かったです。働く場所は違いますが、これからも情報を交換していきたいですね。

 

同期って特別ですね。これからもよろしくお願いします。また、ファッションとか異なるカテゴリーで働いている同期たちとも話したいね。

 

きっと違う刺激をいっぱいもらえるだろうね。楽しみだな。