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グループ各社、地域をつなぎ、サステナビリティ活動を支える

エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社(出向)経営企画室 サステナビリティ推進部

グループ各社、地域をつなぎ、サステナビリティ活動を支える

阪急阪神百貨店に入社を決めた理由

実家が商売をしており、父が売上げを上げるために商品の配置を変えたり、見せ方を工夫したりしているのを見ているうちに“モノを販売すること”に興味がわいてきました。また、お客様と日々「こんにちは」「ありがとう」とコミュニケーションを取っている姿も印象的で、大学進学の際、経営学科に進んだのも、就職活動で小売業を志望したのもそれが大きな理由です。その中でも、百貨店は扱っている商品が多種多様で、何より楽しく仕事ができるのではと感じていました。地元の神戸で働くイメージをしていましたが、大学3回生の時に阪神淡路大震災が起き、街が混乱する中での就職活動。大阪の阪神百貨店とご縁があり、入社を決めました。

サステナビリティ推進部とは

私はいま、阪急阪神百貨店、阪急オアシス、イズミヤなど約60社を束ねる持株会社、エイチ・ツー・オーリテイリングの経営企画室に所属し、サステナビリティ活動を支える仕事をしています。様々な企業がサステナブルな社会に向けた活動を行う中、「地域住民への生活モデルの提供を通して、地域社会になくてはならない存在であり続けること」を基本理念とするエイチ・ツー・オーリテイリングが本格的にこの活動に取り組むにあたり、2020年にCSR推進部が設置され、2021年にサステナビリティ推進部へと改称されました。私はCSR推進部が設置されたタイミングで、阪急阪神百貨店総務室から異動し、新部署の立ち上げから関わっています。それまでにもすでに、阪急阪神百貨店や阪急オアシス、イズミヤではサステナブルな取組みや関連イベントを実施していました。しかし、エイチ・ツー・オー リテイリングには、グループとしてそれらを取りまとめて管轄する部門がありませんでした。そこで、私たちはまず、グループの皆さんの声やご意見を聞くことから始め、それをもとに「グループのサステナビリティはどうあるべきか」、「これからどうやって活動していくのか」といったサステナビリティ経営方針の策定へとつなげていきました。中でも重点テーマに掲げたのは①地域の「絆」を深める、②地域の「子どもたち」を育む、③豊かな「地域の自然」を守り引き継ぐの3つです。今後はそれらを、各社の皆さんに知っていただき、理解し、共感していただくことが大切だと考えています。

仕事内容・やりがい

以前から、グループの各社では個々にサステナブルな活動を行っていました。でも、サステナビリティ推進部の立場から見ると、会社を横断して一緒に取り組んだらより良いものになるのではないか、ということが結構あるんです。私たちは、そういった個々の活動をつなげて可能性を広げるお手伝いをすることもあります。その一例が、2021年、川西市、豊能町、能勢町、猪名川町で2年に1回開催される芸術祭『のせでんアートライン』の一環として実施された「Tsugu.プロジェクト」という企画です。これは阪急阪神百貨店で、改装などのために店頭での役目を終えた什器を先の4市町にあるイズミヤと阪急オアシスの店頭に展示し、地元でお商売をされている方やこれから起業をされる方に向けて、オークション形式で手ごろな価格でお譲りするというものです。ただし、私たちは什器を無償で提供していて、その売上げは「のせでんアートライン」で、地域活性化のための協賛金となります。資源有効活用と地域活性化に寄与したこの取組みは、地域と百貨店、スーパーをひとつにつなげたからこそ実現できたと思っています。また、地域の子どもたちを育む取組みのひとつとして、2021年12月に「1日だけの子ども食堂」を実施しました。きっかけは、百貨店からの紹介で出会った食専門の企画マーケティング会社の代表の「子ども食堂を一緒にやってみませんか」という提案でした。我々が手を組んで何ができるだろうというところからスタートし、「どうせやるなら梅田でやってみたいよね」、「我々の店舗から出る食品ロスの削減にもならないかな」と構想がふくらんでいきました。そして、賛同いただけるレストランのシェフをご紹介いただき、「キッチン&マーケット」ルクア大阪店と阪神梅田本店の協力も得て、開催することができました。当日はたくさんのお子さん方に喜んでいただいたのですが、シェフと我が社との食品ロスに対する考え方が違うなどの課題が見つかり、将来的にはその課題解決が必要なことが分かったことも大きな発見でした。
こういった地域・エリアベースの活動はこれからも継続的に続けていきたいです。私たちの仕事は社会の役に立てることも大きな喜びですが、このイベントのように分野の違った社外の方々との出会いも多く、自分自身の視野が広がることも大きな醍醐味です。

仕事をする上で、大事にしていること

どんなにデジタル化が進んでも、仕事は人と人が関わってするものです。仕事で関わった方には常に感謝の気持ちを忘れないようにしています。また、「Tsugu.プロジェクト」のようなサステナビリティな活動の取組みでは、パートナーとなる企業や様々な立場の方々と手を取り合うことの重要性を改めて実感しました。皆で力を合わせ、チームとして、より良い活動をしていくためにも、一緒に仕事をするチームメンバーへの気遣いは、これからも大切にし続けていきます。

将来チャレンジしたいこと

「サステナビリティのことは私に聞けばわかる」と言ってもらえるようになるのが
目標です。サステナビリティとひとことで言っても、その範囲は環境課題やダイバーシティへの取組み、グループ各社が取組む地域との活動など本当に幅広くて。どんな問合せにも対応できるよう新聞や本から知識を吸収したり、外部セミナーに参加して学んだり、できるだけアンテナを高くして、多くの情報の引き出しを持っておきたいと思っています。プライベートでは、物語などを音読するのが好きなので、耳が不自由な方のために朗読するボランティアにチャレンジしてみたいです。自分の好きなことが誰かの役に立つことが夢のひとつです。

とっておきのオフの過ごし方・リフレッシュの方法

本来は映画館の大きなスクリーンで洋画を観るのが好きですが、最近は家で『新聞記者』などの社会派の邦画を観賞し楽しんでいます。終わったあとにあれこれと考えて、余韻に浸るのが好きなんです。読書も好きで、映画と同様、読み終わった後に考えさせられる本を選んでいます。知らないことをどんどん知ることができ、イメージを膨らませられるのが読書の好きなところです。また、コロナ禍でなかなか外出できませんが、時々、密にならない広々とした公園などに子どもたちと出かけることでリフレッシュしています。先日は、次男と保育園時代のお友だち親子と一緒に新神戸の布引ハーブ園に出掛け、360度いっぱいの素敵な香りで全身リフレッシュできました。