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お客様とのつながりを大切にしながら、新時代のECサイトを構築する

OMOデジタル基盤開発室 M&C基盤開発部 マネージャー

お客様とのつながりを大切にしながら、新時代のECサイトを構築する

阪急阪神百貨店に入社を決めた理由

就職活動では、メーカーをはじめ様々な業界の会社を受けていました。会社説明会で人事の方のお話を聞いて百貨店のビジネスモデルに興味を持ちました。インターネットで簡単に買物ができる今、あえて百貨店でモノを買うことに価値を感じている方がたくさんいらっしゃるということが自分にとっては新鮮でした。そしてモノを売るということにとどまらず、百貨店でしかできない特別なお買物体験をお客様に提供する仕事にチャレンジしてみたいと考え、志望しました。
人事の方の温かなお人柄に惹かれたというのも入社理由のひとつです。実際に入社すると社員の皆さんが親切で、周りに困っている人がいたら助け合う雰囲気がありました。上下関係なく意見を言い合えるフラットな社風も、自分の性格に合っていると感じます。

仕事内容・やりがい

一年間の入社研修後、阪神百貨店のお酒売場を2年間担当し、2021年にOMOデジタル基盤開発室の前身となるOMO関連の部署へ異動しました。“OMO”とは“Online Merges with Offline”、つまりオフラインとオンラインの融合のことで、その名の通りECサイト(オンラインストア)の開発や保守、デジタルを活用したサービス提供などを担当する部署になります。私はシステム企画として、「こういうシステムがほしい」という社内の要望をまとめ、導入に向けてエンジニアやベンダーと調整や検討を行っています。
今の仕事は企画立案から実行まで幅広い業務に携わり、デジタル開発の推進に取り組むこともでき、大きなやりがいを感じています。また、基本的には年単位の長期的なプロジェクトとなるため、思い描いたとおりのシステムが完成したときには達成感もひとしおです。

阪急うめだ本店の現状のシステムが古く、業務上の負荷も応分に存在し、作りもかなり質素だったので今年、再構築・置き換えと業務整理を実施しました。そして、おせち料理や福袋をオンラインで先行受注し、9階の催場でお渡しするシステムを作ったところ、お客様から便利だと大変好評でした。売場からも、例年よりスムーズに商品をお渡しでき、少ない人数での運営につながったと喜ばれました。このようなお客様や現場社員からのポジティブなフィードバックも、モチベーションアップにつながっています。

現在の主な取り組み

いま主に取り組んでいるのが、ECサイトの基盤の刷新プロジェクトです。阪急阪神百貨店ではコロナ渦以降、“モノ”や“店舗”中心のビジネスモデルから、“人”に重点を置いたビジネスモデルへの転換を図っています。オフライン・オンライン関係なくお客様と継続的に深いコミュニケーションを重ねることで、お一人おひとりにふさわしい商品やサービス、暮らしを提供し、お客様を“なりたい自分”に導く“コミュニケーションリテイラー”という理想像を目指すうえで、今とはまったく異なる新しいコンセプトのECサイトが求められています。まだ計画中のため具体的な話はできないのですが、お客様を可視化し、画面の向こうにいるお客様がどのような属性の方で、何を求めているのかがわかる仕組みを作り、必要なサービスを提供できるように開発を進めています。

仕事をする上で、大事にしていること

大事にしているのは、ユーザーの目線に立って考えることです。システムを利用するユーザーが最終的にどのような体験をするのかを常に考慮するようにしています。要件さえ満たせばシステムとしては成立しますが、UI(User Interface、HP内で操作する要素)が使いにくければユーザーが途中でページを離れてしまうかもしれません。「本当にこの機能は必要なのか?」、「ここにこのボタンがあるほうが使いやすいのでは」と想像力をフルに働かせながら、お客様・従業員双方にとって便利なシステムを目指して模索を続けています。

また、マネージャーとしては、日ごろから一人ひとりが意見を出しやすいような雰囲気づくりを心掛けています。そう思うようになったきっかけは、今の部署に異動して間もない2021年に携わったプロジェクトでした。阪急ビューティーオンラインのEC商品をいつでも大手コンビニチェーンで受け取れるというシステムの構築を行うのにトータルで1年ほどかかりました。チーム内で、意見のすり合わせがうまくいかないこともありました。結果としては、チームメンバーが忌憚なく意見を出し合い、うまく落としどころを見つけることができたのですが、それは普段からチームでコミュニケーションを取り合っていたからこそだと思います。入社6年目を迎え、部下をマネジメントする立場になった今、お互いが働きやすい職場にするにはどうすればいいかを日々考えています。細かすぎる指示は出さず、ある程度は本人に任せて、それでも何か問題が起きたときには頼ってもらえるような、よいチームづくりを目指しています。

将来チャレンジしたいこと

当社のデジタル開発をより推進し、お客様にとっても従業員にとっても使いやすい合理的なサービスを構築していきます。今後もOMO化は発展し続けるでしょうし、その流れの中でお客様はオンライン・オフラインの利点を自ら判断し選択することになります。お客様の選択肢は当社が提供するべきですが、いずれの方法であれ買物を“快適に”楽しみ、買ったものやサービスによって“喜び”や“楽しさ”を感じてもらえるよう、システムを企画し提供するのも私の仕事であり、今後もチャレンジし続けたいことです。

とっておきのオフの過ごし方・リフレッシュの方法

普段パソコンでの作業が多いこともあり、オフではキャンプやバイクツーリングなど、自然豊かなところを訪れてリフレッシュするようにしています。旅行も好きで、国内外問わず色々なところに行き、めぐっています。また、よく別府温泉に行って心身のコンディションを整えています。