阪神本店 OMO販売推進部 OMOマーケティング推進部
お客様に楽しんでいただける商戦コンテンツを企画し、お店のファンづくりに繋げる
阪急阪神百貨店に入社を決めた理由
私は中学・高校・大学と海外に住む中で、自身のアイデンティティについて考える機会があり、就職は日本でしたいと思うようになりました。また、アメリカの大学では古人類学を専攻していたのですが自分の中ではやりきった気持ちがあり、働くなら全然違う分野に進みたいと考え、まず頭に浮かんだのが阪急阪神百貨店でした。海外から里帰りしたときに、兵庫県に住んでいる祖父母や両親とよく阪急百貨店に買物に行った思い出が心に残っていたからです。そうして採用試験に臨んだのですが、集団面接で緊張していたら面接官の方が「緊張されているようだから、最後にしましょうか」と言ってくださったり、控室でうまく髪をまとめられない私を、人事の女性の方が自分のワックスを出してサポートしてくださったり。皆さんやさしくて、温かい会社だと感動しました。他の人たちのようにうまく話せなかったので、自分の中では「ああ、もう落ちたな」と思っていたのですが(笑)。
仕事内容・やりがい
入社研修後、川西阪急の売場を約3年半経験した後、阪急阪神百貨店のデジタルコミュニケーション推進室でネット記者として阪急うめだ本店の『暮らしの劇場』というチラシのWEB版の記事を作成していました。そして、2017年10月に阪神梅田本店の販売促進部に異動し、現在は商戦・店ブランディングを担当しています。母の日・父の日やクリスマス、バレンタインといった商戦の、お客様に楽しんでいただくためのコアとなるコンテンツの企画や宣伝、運営が仕事です。さらに、お客様とお店が今後もずっと繋がり続けられるSNSなどの動線をつくり、情報を発信していくことで、阪神梅田本店をずっと好きでいてくださる方を増やしていくというのが最終的なミッションです。仕事でやりがいを感じるのは、店頭やSNSの投稿やコメントで「楽しかった」「かわいかった」というお客様のリアルな感想を聞いたり見たりするときです。また、阪神梅田本店のバレンタインは“いちご”をフィーチャーしていて、そのコアとなる企画はバレンタインを一緒に盛り上げてくださる“いちごアンバサダー”という、いちご好きな方たちと何ヵ月も会議を重ねてカタチにしていきます。そのときに熱意を持って取り組んでくださる姿や、企画がカタチになって私以上に喜んでくださる姿を見たときに、「ああ、頑張ってきてよかったな」とちょっと涙が出そうになります。
阪神梅田本店の建て替えグランドオープンについて
通常業務に加え、2022年4月の建て替えグランドオープンに向けた業務にも携わっています。2021年10月の建て替え先行オープンの時は、日頃ご愛顧いただいているお客様や関係者の方をご招待し、先に店内をご覧いただく内覧会の準備を担当しました。この時は、コロナ禍で状況がいろいろと変わり、その対応が本当に大変でした。2022年4月の全館グランドオープンに向けては、いよいよ完成する地下1階「阪神食品館」の目玉となる惣菜と洋菓子の試食会準備を進めています。宣伝・広報部として、どういったメディアやインフルエンサーの方々をお招きし情報を拡散していただくかを、あれこれと考えているところです。その他、グランドオープンを告知するためのWEB広告や動画、WEBページの制作もしています。今後、阪神梅田本店はいつもそばにあり、コンセプトの通り“毎日がしあわせになる”百貨店になっていってほしいですね。売場にはお客様に友達・親友のように寄り添うナビゲーターという立場の社員がいます。たとえECサイトやショッピングモールで同じようなものを売っていたとしても「阪神に行ったらナビゲーターがいろんなことを教えてくれる」、「阪神に行ったらなんかちょっと楽しい、ちょっとしあわせ」と思ってもらえたらいいなと思います。
仕事をする上で、大事にしていること
いつも笑顔でいることです。電話では“笑声”で話すことを心がけています。にこにこしていたら人生なんとかなります!また、人に話しかけられた時は、手を止めて、体ごと相手の方に向けることも意識しています。尊敬する大好きな先輩がいつもそうしてくださる方で、異動したての仕事のことが何もわからないときに、いつも親身に丁寧に教えていただきとても救われました。自分も他の人にそうできるようになりたいなと思っています。もうひとつ大事にしているのは、業務を進めるうえで「なぜやるのか」「何のためにやるのか」という一番最初の目的を周りと共有し、見失わないようにすることです。せっかく企画を進めていても、様々な事情で内容や手法を変更せざるを得ない経験を数多くしてきましたが、当初の主旨や目的をしっかりと持っていれば、大きくはぶれないと思うので、そこは気をつけています。
将来チャレンジしたいこと
担当している商戦では毎回、特設WEBページを制作しているのですが、いつかデザインやコーディングまですべてできるようになりたいです。今は制作会社に依頼していて、ライターさんが原稿を作成し、デザイナーさんがデザインし、コーダーさんがコーディングをしてくださっています。でも、WEBページでどういうことができるかをイチから学んで、最終的にはコーディングできるまで知識を深めれば、構成やページの見せ方にもっと幅が出せるのではないかと思っています。また、WEBサイトを制作しても、それで満足してしまいがちですが、本当はそれをどう活用するのか、SNSや広告などとどう連携するのかが大事なので、情報発信から購買につながるまでの全体の設計がしっかりできるようになりたいです。それ以外では、せっかく“百貨”のお店に入社したので、婦人服、紳士服、フードなど様々なカテゴリーの業務もやってみたいです。
とっておきのオフの過ごし方・リフレッシュの方法
休日は乗馬を楽しんでリフレッシュしています。こどもの頃に少し教室に通っていたことがあり、2~3年前にまた始めました。馬がかわいくて癒されます。コロナ禍前は、年2回の連休に必ず海外に行っていました。友人の家に居候させてもらい、“暮らすように旅する”スタイルが、心身ともにリフレッシュできてお気に入りでした。特に観光をするわけではなく、ゆっくりと起きてカフェに行ってぼぅっとする。そんなのんびりした過ごし方をしていましたね。