阪急本店 婦人ファッション営業統括部・コンテンツクリエイター
Z世代に向けて旬のモノやコトを発信
阪急阪神百貨店に入社を決めた理由
第一志望だったこともあり、最終選考の社長面接では人生で一番というくらい緊張しました(笑)。そんな私を見て、社長が「大きく深呼吸してみようか」と言ってくださって。気持ちに寄り添っていただけたことで、落ち着いて受け答えができました。思いやりのある社風がうかがえて、ますます入社したいという気持ちが強くなりました。
仕事内容・やりがい
1年間の研修を終えた後、『ロビーフォーウィメン(LOBBY for women)』という国内外のブランドから買い付けた商品を提案するセレクトショップに配属されました。そして、2022年秋に『Something Good Studio』へ異動し、念願のバイヤーとしてのキャリアがスタートしました。『Something Good Studio』は主にZ世代をターゲットにしたイベントスペースで、婦人ファッションをはじめフードや化粧品、雑貨など幅広いコンテンツを扱っています。大きな特徴は、旬のモノやコトをいち早くお届けできるよう1~2週間単位で企画を立て、ブランドを入れ替えていること。私はバイヤーとして、他店のポップアップストアとどう差別化し独自の見せ方ができるかを考え、企画を立てています。バイヤーだけではなく販売員としても店頭に立って接客をする他、ワークショップで講師を務めることもあるのですが、その際にお客様と積極的にコミュニケーションを取り、いただいたリアルなご意見を企画に生かすようにしています。
やりがいを感じるのは、自分の頭のなかにあるイメージを実際に形にできたときですね。阪急うめだ本店の『バレンタインチョコレート博覧会』は各フロアで展開し、『Something Good Studio』でもチョコレートやファッションアイテム、雑貨などをご紹介します。そのため、前年4月から準備を始め、コンテンツの企画やブランドとの交渉、売場の装飾まで一貫して携わりました。契約関連の手続きや他部署との連携など大変なことも多かったですが、その分売場が完成したときは達成感も大きかったです。自分の思い描いていた世界観を売場に落とし込むことができ、出店ブランドの方からも「こんな素敵な空間で商品を紹介していただけてよかったです」とうれしいお言葉をいただくことができました。
バイヤーとして意識していること
新しくオープンした商業施設をめぐったり、インスタグラムをチェックしたりしながら「自分だったらこうしたい」と想像をふくらませ、売場づくりでアウトプットするようにしています。
バイヤーの仕事ならではの大変さもあり、そのひとつがブランドとの交渉です。『Something Good Studio』では個人のブランドに依頼することも多く、メールアドレスや問合せフォームがない場合はDM(ダイレクトメッセージ)で交渉するのですが、いたずらと間違われてしまうことも…。なかなかスムーズにいかない場合もありますが、それでも自分が素敵だなと思ったブランドには積極的に働きかけるようにしています。
初めてポップアップストアをされるというブランドも多いので、不安に思う気持ちに寄り添ってコミュニケーションを密に取りながら準備を進めています。出店していただいて終わり、ではなく今後に向けて良好な関係を長く築いて、ブランドの認知度アップにも貢献し、Win-Winの関係を構築できればと思っています。
仕事をする上で、大事にしていること
いま一番多くの時間をともに過ごしている『Something Good Studio』のメンバーとはとても仲が良く、仕事仲間としても学ぶことや刺激を受けることも多くて、お互いに成長しあえる関係です。バイヤーは個人業務のような印象があると思いますが、企画を実現させるためには周囲との協力が欠かせません。お互いの仕事量に目を配り、業務に役立つ情報を共有するなど助け合っています。また、サポートしてもらったらそれを当たり前とは思わず、感謝の気持ちをきちんと伝えるようにしています。
将来チャレンジしたいこと
とっておきのオフの過ごし方・リフレッシュの方法
旅行も大好きで、韓国や台湾がお気に入りです。韓国は、学生時代には最低でも年三回は訪れていました。コロナが落ち着いて、去年久しぶりに行けたのですが、目に入ってくるものが以前と変わっていて、自分の感性が変化していることに気づかされました。行くたびに新しい発見があって楽しいです。